2011年7月29日金曜日

7月26日(火) 陸前高田市 炊き出し

私達は岩手県陸前高田市に行ってきました。
震災から4ヶ月半、町はガレキはほぼ片付いてきているものの未だに何もない状況でした。(写真1・2・3)
今回の炊き出しは、秋田のユーザー『拉麺 新選具味』の細井様からのご依頼で実現しました。
陸前高田市には、細井様の奥様の実家がありましたが津波で被災され、ご両親は奥様の母校でもある、
「高田第一中学校」内の仮設住宅にお住まいになっています。







体育館は今も避難所となっていましたが、今月末頃までには皆さん各地の仮設住宅へ入居される予定だそうです。こちらの体育館は、新しく建て替えられたばかりで、まだ生徒さんが使用する前に震災が起こり、避難所として使用されていたのだそうです。



学校の敷地内には、仮設の救護所もありました。



また、毎週火曜と日曜の11:00~12:00には、イオンの移動販売カー3台が来ているそうで、この日も生鮮食品から日用品まで販売しており、主婦の皆さんが買物をされていました。





炊き出しは体育館の前で行われました。
今回のスタッフは、大和から5名、細井様ご夫妻と中学生のお嬢さん、大船渡市のユーザー『黒船』の岩瀬様、そして仙台市のユーザーの『麺屋 八』の相原様ご夫妻の総勢11名!


岩瀬様は、大船渡市の炊き出しでもご一緒しており、先日のフジテレビ27時間テレビのビストロスマップのコーナーでは、木村拓哉の後ろでスタッフとして活躍されていらっしゃいました。
また、相原様は、3月の地震の影響で店舗が使えなくなり、6月末でお店を閉められ、現在新店舗をお探し中ですが、今回ご連絡いただき、お手伝いいただくことになりました。
今回のメニューは、初めての冷たい蕎麦。今回も冷水で洗うためにシンクを準備しました。
生蕎麦は日持ちがしないため、仙台営業所から製麺機を持って行き、できたての蕎麦を提供することにしました!散粉機からの打ち粉が風で飛んでしまうハプニングも!!



具材の準備は細井様が担当され、鶏チャーシュー(約20kg分を奥様が炭火で焼いたそうです!)・煮卵・わかめ・のり・つけ汁は冷たいラーメンスープでしたが、あっさりしていて蕎麦との相性もバッチリでした。



各スタッフの持ち場が決まるとさすが皆さんプロ!何も言われなくても手際よく流れ作業で仕事をこなしていました。
茹で担当は相原さん



 茹であがったものを水洗い担当の岩瀬さんへ




そして盛り付け



11:30から避難所の方の分を提供し、12:00から仮設の皆さんに並んでいただきました。
ちょうどその頃からまだ夏休みに入っていない中学生の生徒さんたちが目の前で運動会の応援練習が始まり、元気な声と和太鼓の音が響いていました。



13:00には、無事220食分の提供が終了しました。
片付けもスムーズに終わり荷物を積み込んだところで大粒の雨が降り出しました。
最後にみんなで記念撮影。



スタッフとユーザーさんで交流することができ、貴重な時間を過ごすことができました。
皆さんありがとうございました。

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