2011年3月28日月曜日

支援の輪

以下の内容は当社代表のメルマガより転載しています。

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時間の経過と共に深刻な震災の様子が、より鮮明に判ってきた。
今までの想定をはるかに越える、悲惨な状態がTV画面からも伝わってくる。
町全体が津波で破壊され、肉親の多くを失ってしまった人達。
避難所生活が耐えられなくなってきている人達。
福島原発の事故の為に、自宅を放棄しなければいけなくなった人達。
この様な状況を見るにつれ、もっともっと我々は何とかしなければと思う。
多くのボランテイア団体の人達が最も被災した地域に入り、食事の手配をしている。
そして、見ていると、温かい食事が一番喜ばれている様だ。
このことについて、深く考えているが、被災して、津波で町全体が無くなった場所で、うどんそば店、ラーメン店を作り、被災者が温かい食べ物を食べる事が出来る場所を作ってみたらとか。
今、取りあえず考えているのは、トラックに製麺機、発電機、厨房器具一式、食材、水タンクを積んで、どこでも即、うどん店、そば店、ラーメン店を開店出来る様にすれば、どうだろうか。
当然、全部無料でやっていくのだ。
これを或る程度、復興して必要なくなるまで続けていけばと思う。
これをボランテイアの人達と一緒にやっていく。
大きく破壊された町は何箇所もあるので、例えば、1週間おきにあちこち回ってみるのはどうだろうか。
多分、1日に準備でき、調理できる食数は2000食程度可能ではなかろうか。
当然、電気、水、プロパン、食材を補給する仕組みは必要になってくるが。
こうすれば、避難生活している人達の日々の食べ物ももっとバラエテイ豊かになり、野菜等も取りやすくなるのではなかろうか。
そしてこれを現地で手伝っているボランテイアの人達と一緒になって、運営していけば、ボランテイアの人達ももっと、活躍の場が広がると思う。
今のところ、復興に向けて、我々が一番取り組みやすい部分としてこの様に考えているが、もし、このメルマガを読んで戴いている読者の方で、こうすれば、もっと被災者の方々のお役に立つと思われるアイデアがあれば、是非、教えて戴きたい。
そして、これは或る程度、早い時期に実施して行きたいと考えている。
出来れば、4月初めからでも始めたい。
今、現地には世界中から、ボランテイアが来ている。
そして、それぞれの得意な分野で被災者を支援している。
国境なき医師団は医療の分野で、ユニセフは子供達を支援している。
そうすると、我々は当然食べ物の分野で、温かいうどんそば、ラーメンを提供する事により、被災者を心と身体の双方で支援したい。
我々が始める運動は小さい一歩かもしれないが、現在当社がやっている災害支援活動に色んな企業も賛同してくれ、義援金もだいぶ集まってきた。
そして、義援物資も今までに4台の車で送り込み、更に、或る企業から女性用下着1万着、ストッキング1万着等の申し出も出ている。
これらは、第五便で送り込む予定だ。
小さい動きかも知れないが、現地での被災者のお役に立っているはずだ。
こうして、小さい動きでも始める事により、賛同者が次々と現れている。
出来るだけ多くの人達の賛同を得て、被災者の方々を少しでも早く今の環境から抜け出せるお手伝いをしたいと思っている。
そして、被災して家も無くなり、仕事も無くなっている人達で、四国で仕事をしたい人達が居れば、家族で引っ越して来て貰ってもと考えている。
こうして、考えてみると、色んな事が考えられる。
とにかく、支援の輪を出来るだけ広げたいと考えている。

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